乃木坂46や嵐など人気アーティストに楽曲を提供している作詞・作曲・編曲家 杉山勝彦さんが、ふるさとの子どもたちのために曲を制作しました。タイトルは、「どこから来たの?」。「広報いるま」の時間に放送しています。

 

杉山さんがこの曲に込めた思いを「月刊チャッピー」11月号に掲載しています。その内容を紹介します!

ふるさと入間のために

忙しく仕事をしていると入間市に帰る機会はなかなかないのですが、どこかに自分が生まれ育った街への想いがありました。みんなが楽しんだり共感したりできる「音楽」を仕事にしているので、ふるさと入間のために何かできないかと思って曲づくりを提案させてもらいました。

曲を作りながら思い浮かべた風景は、茶畑。そして、中学・高校と電車で通っていたので、入間市駅から見える景色です。子どもの頃に見ていた風景も、大人になると客観的に映るようになって、入間を離れてから記憶がよみがえってきたシーンもあります。同じ景色でも違って見えることを、印象的に感じました。

 

リアルな歌にしたい

はじめは、キャッチーで明るい曲を作っていたんです。でも、「入間市の人は、そうかな?」と、ふと思って…。いろんな人とお会いして話をすると、おとなしい人が多い。僕もどちらかというと楽天家ではないですし。二十歳過ぎまで入間市に住んでいたから、そこで感じたものや自分の気質を素直に音にしたイメージです。

街をテーマに歌を作る場合、街の名前が入るものが多いですよね。でも、「入間市」と書いてないのに、入間市の歌だとわかったらステキだと思うんです。その点を意識しました。また、リアルな歌にしたいとう思いもありました。「ここにいればハッピー!」なんて言っても、ウソだと思うんです。今回の楽曲制作のために、入間市の皆さんの声を聞いたんですが、明るい言葉ばかりではありませんでした。その部分をちゃんと踏まえた上で、「どうしたら前に進めるか」という、ほんのりした希望を表現しました。

2番に「さみしく思ってるだけじゃなく、今僕にできること探している」という歌詞があります。僕にとっては、入間市の子どもたちの歌を作ることが「僕にできること」なんです。多くの人がそうすることによって、子どもたちはその背中を見る。さらに、子どもたちがそんな気持ちを持っていったら、街って変わっていくと思うんです。

ふるさととの結びつきのきっかけに

子どもの頃から好きな歌があるんですが、昔は半分くらいしか意味が分かんなかったんです。だんだん大人になるにつれてその意味が分かってきて、余計に好きになりました。でも、思春期の頃に感じていた気持ちも覚えています。そんな歌は、生涯にわたって宝物になるし、そのメッセージは消えません。この歌も、小学生くらいだと歌詞の意味は全部わからないかもしれない。でも、大人になる過程でわかるものもあると思います。僕の作った歌が、郷土愛やふるさととの結びつきのきっかけなったら嬉しいです。

スタジオでレコーディング作業をする杉山勝彦さん

生まれ育った街は、良くも悪くもそこしかありません。自分にとっての幸せはなにか気づく場所がふるさとだと思います。そんな思いを歌詞に込めました。

この曲は、入間市の公式ホームページで無料ダウンロードできます!

http://www2.city.iruma.saitama.jp/ouenka/

<完成した楽曲は3バージョン!>

①メイン版/オーディション番組で「天使の歌声」と話題の中学生、丸山純奈さんが歌っています。

②ダンスリミックス版/イルマニアMCMA(エムシーマ)さんがラップで参加!

③合唱版/入間市内で活動するコーラスグループ「irumaコール ラ☆ルーチェ」が歌っています。

★プロフィール/杉山勝彦(すぎやまかつひこ)

入間市出身の作詞・作曲・編曲家。嵐、乃木坂46、家入レオなど人気アーティストに楽曲を提供し、多くのヒット曲を世に送り出しています。2017年には、第59回日本レコード大賞「作曲賞」を受賞。今年1月、入間市民に夢と希望を与えた人に贈られる「元気な入間 生き生き功労賞」受賞。